元スレ
1 :以下、VIPがお送りします:2022/01/07(金) 23:43:11.56 ID:F6C+/WMl1
男「握るな」
女「ふふ、それはボクの勝手さ」
男「俺の都合も考えろ」
女「じゃあ君の息子で我慢しよう」
男「余計意味がわからん」
103 :以下、VIPがお送りします:2022/01/10(月) 00:04:54.99 ID:SgQ63/wl2
女「……」
ヤツは笑顔を作りながら。
いつもより少しだけ、眉が下がっているように見えた。
男「……でも」
何も考えずに言葉が先走る。
男「聞く。……聞いてやる」
139 :以下、VIPがお送りします:2022/01/10(月) 23:16:44.96 ID:SgQ63/wl2
男「お前と付き合う話」
女「それはもう無しでいいよ」
男「なんで」
女「ボクの好きと君の好きは、違うみたいだから」
男「……」
女「さっき、好きって言ってくれて嬉しかった。でもそれはきっと友達としての好きだ」
だから。
女「君とボクは付き合えない」
54 :以下、VIPがお送りします:2022/01/09(日) 01:23:32.11 ID:6ltCoASyQ
男「オーソドックスなのしかしてこなかったな」
女「正常位」
男「……あ、でもソリティアはハマって、よく一人でやったりもした」
女「自慰」
男「……あんまり大人数でやってないかもだな。妹とばっかりしてたな」
女「近親相姦」
男「言葉を選べバカ!!!」
あまりにも酷過ぎるだろ!
136 :以下、VIPがお送りします:2022/01/10(月) 23:09:36.29 ID:SgQ63/wl2
ヤツのことは、中学の頃から知っている。
隣の家に越してきて、気づけば一緒にいた。
ほとんどいつも一緒にいた。
そんなヤツがどこに行くかくらい。
俺には簡単にわかる。
81 :以下、VIPがお送りします:2022/01/09(日) 20:41:32.21 ID:6ltCoASyQ
久しぶりのトランプに謎の前のめりな姿勢を見せていた俺も。
少し疲れが出ていた。
そりゃ二時間もやったらそうなる。
なんか簡単にできるものはないか……。
ヤツは変わらず笑ってやがる。
男「うーん……そうだな」
131 :以下、VIPがお送りします:2022/01/10(月) 22:54:36.09 ID:SgQ63/wl2
>>130
×男「帰ったんじゃなかった」
〇男「帰ったんじゃなかったか……?」
98 :以下、VIPがお送りします:2022/01/09(日) 23:46:37.18 ID:9jroxEOf4
男「トランプで負けたら何をするんだった?」
女「負けを認める?」
男「それはそうだ。じゃなくて」
女「絶対服従する?」
男「そんなことは一度も言ってない」
というかなんだそれ。どっから出たルールだ。
34 :以下、VIPがお送りします:2022/01/08(土) 21:02:13.47 ID:34UtMuzM0
女「ねえ、言ってみてよ」
なんだそのキラキラした目は。
男「尿だろ尿!」
女「違うよ、ボクが思っていたのは精――」
男「それ以上はよせ」
どういう話からそうなるんだ。
94 :以下、VIPがお送りします:2022/01/09(日) 23:03:35.72 ID:6ltCoASyQ
男「か、勝った!!」
女「最後の最後に運が味方してくれなかったなぁ」
男「いや、でもこれは凄い戦いになったな」
女「うん。熱戦だったね」
急に緊張の糸が切れる。どれほど時間が経っていたのだろう。
これまでの道のりは決して楽ではなかった。
しかし今、その茨をかきわけて勝利を手にしたのだ。
146 :以下、VIPがお送りします:2022/01/10(月) 23:27:29.38 ID:SgQ63/wl2
男「何やってんだよ……ほら」
女「なんだい?」
男「俺の羽織れ。少しはマシだろ」
女「君は?」
男「さっきまで羽織ってたんだ、大丈夫」
女「……ありがとう」
上着を脱いだ瞬間。
めちゃくちゃ寒いことに気づく。
86 :以下、VIPがお送りします:2022/01/09(日) 21:25:18.01 ID:6ltCoASyQ
女「一発でデキるかな?」
男「何がだ」
女「ふふっ……もう二時間もやっているしね」
男「そ、そうだけど」
1回だけで勝負が決まるって。
とんでもない重圧だぞ。
女「おや、秘密を言うのが怖いのかな?」
煽ってくるじゃねえか。
男「……やってやろうじゃねえか」
女「ふふ、声が一瞬裏返ったよ?」
クソ、落ち着け俺よ。
142 :以下、VIPがお送りします:2022/01/10(月) 23:22:19.77 ID:SgQ63/wl2
女「……」
男「部屋を出る時の顔が気に入らなかった」
好きな人の悲しい顔は見たくない。
男「俺はお前に、いつも笑ってて欲しいんだ」
俺のせいで笑えないなら。
それごとぶっ壊すしかない。
149 :以下、VIPがお送りします:2022/01/10(月) 23:32:11.25 ID:SgQ63/wl2
男「……」
女「いい?」
男「好きにしろ」
女「ありがとう」
そう言って。
ヤツは俺の手を握った。
女「あったかい」
男「つめてぇ」
女「あはは、仕方ないよ」
79 :以下、VIPがお送りします:2022/01/09(日) 18:36:26.16 ID:6ltCoASyQ
男「次の罰ゲームは?」
女「うーん、そうだなぁ」
今のところ、一切被らない罰ゲームを提案し続けている。
これに関しては凄いと言わざるを得ない。
女「じゃあ、『自分の秘密を一つ言う』ってのはどうだろう」
男「……秘密」
脳裏にエロ本が浮かぶ。
女「ダメかい?」
男「いや、いいだろう」
負けっぱなしの俺だったが。
これは勝たなくてはならない。
109 :以下、VIPがお送りします:2022/01/10(月) 02:00:03.74 ID:SgQ63/wl2
珍しい表情だ。
少し、曇ったような表情。
そして何より。
ペラペラと喋る口が。
全く動いてないのだから。
女「んしょ」
ゆっくりと、俺の対面に腰を下ろす。
97 :以下、VIPがお送りします:2022/01/09(日) 23:37:55.05 ID:9jroxEOf4
男「おいおいおい」
女「めいめいめい」
甥じゃねえ。
男「何か忘れてないか?」
女「色んなトランプ遊びを教えてくれてありがとう」
いや、礼でもねえ。
127 :以下、VIPがお送りします:2022/01/10(月) 22:41:26.94 ID:SgQ63/wl2
男「……ふぅ」
静かになる。
さっきまでも静かではあったが。
圧倒的な沈黙だ。
男「……どうしろというんだ」
ベッドに倒れ込む。
あんな表情をしたヤツは初めてだ。
76 :以下、VIPがお送りします:2022/01/09(日) 15:27:14.81 ID:6ltCoASyQ
男「また負けだ! なんなんだ!」
女「ははは、ボクって運が良いんだね」
男「確かにほぼ運ゲーだが、こうも勝てないと悔しいぞ」
女「確かに、ほとんどボクが勝ってるね」
これまであらゆるゲームをやって15戦3勝12敗。
勝てた3勝はヤツがルールをしっかりと理解できていない緒戦だったからだ。
運も絡むゲームが多いのは確かだが、負けまくりだ。
ビギナーズラックだとしてもあんまりだ。
120 :以下、VIPがお送りします:2022/01/10(月) 22:00:06.61 ID:SgQ63/wl2
こうなったら。
俺から話すしかあるまい。
男「さっきの秘密だが」
女「うん」
男「どういうことだ」
女「君のことが好きだってことだよ」
いや、それはわかる。
52 :以下、VIPがお送りします:2022/01/09(日) 01:14:44.97 ID:6ltCoASyQ
まあ別に。
多少やかましいヤツと。
それほど喋らない俺は。
話し手と聞き手でちょうど良いのかもしれない。
ヤツの話すことは――少々下品な話が多いが――不愉快なことは絶対に言わない。
誰かの悪口とか、そういうネガティブな内容はゼロだ。
だからこそ、バランスが取れているのかもしれない。
女「さっきのボクが透視能力があったら、君はもうスケスケだったね」
男「……」
55 :以下、VIPがお送りします:2022/01/09(日) 01:27:24.41 ID:6ltCoASyQ
女「罵られた」
男「全部変な言い換えするからだろが!」
女「興奮した」
男「罵られて!?」
女「うんっ♪」
弾むような口調で言うな!
145 :以下、VIPがお送りします:2022/01/10(月) 23:26:04.19 ID:SgQ63/wl2
男「お前、そんな薄着でここまで来たのか?」
女「うん。君の家からそのままここに来たからね」
ってことは。
結構時間経ってんじゃねえか。
女「だから君に気づかれないようにしていたけれど」
身体が小刻みに震えだす。
女「とっても寒いね」
そりゃそうだろ!!
62 :以下、VIPがお送りします:2022/01/09(日) 02:09:54.83 ID:6ltCoASyQ
女「お邪魔します。わぁ、ちゃんとイカくさい」
男「やってねーし臭くねえよ」
女「何を?」
男「うるせえ、あとゴミ箱見るな」
女「何もない……袋新しくしたのかい?」
男「だからやってねーって言ってんだろ!」
女「だから何を?」
うぜえ!
49 :以下、VIPがお送りします:2022/01/09(日) 01:06:57.16 ID:6ltCoASyQ
男「もういい。喋っていいぞ」
その言葉に、ヤツはニコッと微笑んだ。
ゆっくりと前傾姿勢をやめ、普通の体勢に戻る。
女「あはは、待てをされた犬みたいだ」
男「なんだそりゃ」
女「実はもう、喋りたくてたまらなかったんだ」
男「そうかよ。で、なんだったんださっきのは?」
女「ふふ、なんだろうね」
一番不気味な答えじゃねえか!
18 :以下、VIPがお送りします:2022/01/08(土) 01:09:51.16 ID:34UtMuzM0
女「君は?」
男「まあ一緒に帰ってんじゃねえかな」
女「そうか」
ヤツは何も変わらない笑顔を見せた。
女「なら、別のクラスになっても大丈夫だね」
男「あくまで例えばの話だろ」
女「だとしてもだよ。ボクは少し不安だったから」
なんで不安になる。
130 :以下、VIPがお送りします:2022/01/10(月) 22:51:00.62 ID:SgQ63/wl2
男「帰ったんじゃなかった」
呟いて、少し跳ねた髪を撫でる。
男「……部屋にいないだけだよな」
きっとそうだろう。
そう、思い込むことにする。
7 :以下、VIPがお送りします:2022/01/08(土) 00:18:01.34 ID:34UtMuzM0
男「なんのつもりだ」
手を大きく広げてやがる。
女「こうなったらやることは一つだろう?」
男「わからん」
女「本当に?」
男「わからんわからん」
58 :以下、VIPがお送りします:2022/01/09(日) 01:46:28.58 ID:6ltCoASyQ
男「普通に言え!」
女「室内用の玩具での遊び方を教えてください」
男「おい!」
……いや合ってるのか。
トランプ=室内用の玩具。
いやいや、誤解を生むだろうが!
4 :以下、VIPがお送りします:2022/01/08(土) 00:03:58.22 ID:34UtMuzM0
このテンションになっちまうと、もうどうしようもない。
ヤツが満足するまで、こういう話の展開だ。
女「それにしても、冷えるね」
男「そうだな」
女「まるでくっついて歩けと言われているようだね」
男「またそれか」
話が戻ってるぞ。
83 :以下、VIPがお送りします:2022/01/09(日) 21:04:04.72 ID:6ltCoASyQ
女「ルールを教えてもらえるかな」
男「まあ簡単に説明すると」
先ほど出したハートの「1」に、もう一枚山札の上から引いたカードを裏にして横に置いた。
男「このカードが、今出てるハートの『1』より上か下かを宣言する」
女「ふむふむ」
男「今回はわかりやすく『1』は最弱のカードでやろう。ってことは一番弱いカードになるから、『上』だな」
裏にして置いたカードを表側にする。
クローバーの『4』。
男「『4』。『1』より上の数字だから、成功ってことになる」
女「なるほど。じゃあ、最強は『13』になるのかな?」
男「その通り」
13 :以下、VIPがお送りします:2022/01/08(土) 00:50:01.62 ID:34UtMuzM0
助けて損した気分だぞ。
女「ふふっ、君がいてくれたおかげで転ばずに済んだ」
体勢を立て直して、俺のそばから離れる。
女「ありがとう」
男「へいへい」
女「お礼は身体でするよ」
せんでいい。
17 :以下、VIPがお送りします:2022/01/08(土) 01:08:38.80 ID:34UtMuzM0
男「想像ねえ」
のんびりと考えてみる。
まあ例えばの話だからな、深く考え込む必要はない。
女「ボクは一緒に帰っていると思うんだ」
男「そりゃなんで?」
女「クラスが違ってても学校は同じだからね」
まあそりゃそうだが。
38 :以下、VIPがお送りします:2022/01/08(土) 22:13:37.08 ID:34UtMuzM0
女「大丈夫、中だったらバレないよ」
男「お前なぁ……」
せっかく普通の会話だったのに。
一気に積み上げていたものが崩れ去っちまったような感覚だ。
ヤツは何かをくぐるようなジェスチャーをして、
女「口……あっ、脚の方が良い?」
と、言うのであった。
100 :以下、VIPがお送りします:2022/01/09(日) 23:53:08.41 ID:6ltCoASyQ
女「機嫌が良いね」
男「負けっぱなしだったからな」
女「ふふっ、勝気に押されちゃったかな」
机を隔てた対面にいるヤツは。
唇に人差し指を当て、少し思案したような顔を見せる。
指を離して、俺を見つめながら、
女「……どうしても言わないとダメかな?」
128 :以下、VIPがお送りします:2022/01/10(月) 22:43:10.32 ID:SgQ63/wl2
部屋を出るまでの笑顔は。
初めて見るくらいに。
偽物の笑顔だった。
男「……」
目を閉じると。
ヤツのその表情ばかりが浮かんだ。
40 :以下、VIPがお送りします:2022/01/08(土) 22:40:07.27 ID:34UtMuzM0
女「というのは置いておいて」
男「なんだ」
自分から話を変えたくせに。
女「今日、学校が終わったら明日はおやすみだね」
男「そうだな」
女「じゃあ、君の家に集合にしよう」
男「……ん、いつそんな話になった?」
急展開過ぎる。
48 :以下、VIPがお送りします:2022/01/09(日) 01:03:46.71 ID:6ltCoASyQ
男「……」
反応したら負けだ。
そんな気がして、俺は気にせずに弁当を食べ進めていく。
女「……」
首が少しだけ横に傾いて、上目遣いになる。
得意げな笑顔をべったりと貼り付けながら。
男「……」
不気味だ。
8 :以下、VIPがお送りします:2022/01/08(土) 00:22:04.55 ID:34UtMuzM0
大体予想はつくが。
ここはしらばっくれておく。
女「わかった」
表情から笑顔を変えずに、ヤツは後ろを向いた。
男「なんだ?」
チラリとこちらを見ながら、
女「後ろからの方が良いってことだろう?」
見当外れなことを言いやがる。
125 :以下、VIPがお送りします:2022/01/10(月) 22:30:54.96 ID:SgQ63/wl2
女「……」
男「……」
女「ごめん、やっぱりやめよう」
ヤツは立ち上がって、
女「ボクの気の迷いだった」
「かもしれない」
と、ヤツは続けて言った。
28 :四八歳:2022/01/08(土) 13:56:30.56
123 :以下、VIPがお送りします:2022/01/10(月) 22:10:42.94 ID:SgQ63/wl2
女「……そういう、好きだから」
男「……」
そういう、好き。
女「えっと、ボクらしくないのは百も承知なのだけれど」
ああ。
らしくない、しおらしい顔してるぞ。
75 :以下、VIPがお送りします:2022/01/09(日) 15:14:35.96 ID:6ltCoASyQ
女「あはは、面白いね」
男「もっかいだもっかい」
女「うん。じゃあ犬のモノマネもしたし交尾のモノマネでも」
男「こだわるな」
繋げようとするな、色んな意味で。
負けると悔しいし、勝てるとスカっとする。
エロ本のくだりを忘れられるとは全く思えんが。
それでもまあ、悪くない。
116 :以下、VIPがお送りします:2022/01/10(月) 21:30:22.33 ID:SgQ63/wl2
わかってる。
今俺は、他の事を考えてなんとか理性を保っている状態が。
目の前の考えなければならないことを、完全に拒否している。
何もこんなタイミングで言う必要はないというか。
いや、待て。
男「そもそもそんな深い意味は無いんじゃないか……?」
そうだ、そうに違いない。
俺だってアイツのことが好きだ。
それくらいなら、普通に言えるよな。
121 :以下、VIPがお送りします:2022/01/10(月) 22:02:26.69 ID:SgQ63/wl2
男「どういう意味だ」
女「君のことが好きだって意味だよ」
くそ、同じことしか言わん。
男「それなら俺だって言える、俺だってお前のことが好きだ」
女「ほんと?」
なんでそんな目をキラキラさせるんだ。
なんなんだ。
6 :以下、VIPがお送りします:2022/01/08(土) 00:14:25.99 ID:34UtMuzM0
女「スカートだとどうしても脚が冷えるからね」
男「タイツしてても寒いもんなのか?」
女「そうだね。やっぱり人肌が一番だ」
と言うと。
ヤツは俺の前に立ちふさがり。
女「さあ、思いっきりどうぞ」
と、笑顔で言った。
36 :以下、VIPがお送りします:2022/01/08(土) 21:27:33.63 ID:34UtMuzM0
会話は続く。
女「今日はお味噌汁がいつも以上に美味しく感じたよ」
男「寒いからな」
女「やっぱり和食は良いね」
男「俺も今日は味噌汁だったな」
女「おや、一緒だね」
こういう話もする時はする。
63 :以下、VIPがお送りします:2022/01/09(日) 02:16:29.12 ID:6ltCoASyQ
次の日のことだ。
部屋に入ってくるなりスタートダッシュ快調だな。
女「それでは早速」
バフっと。
俺のベッドに仰向けに倒れた。
男「何が早速だ。降りろ」
女「お前には地べたがお似合いだって!?」
男「言ってねえ!」
50 :以下、VIPがお送りします:2022/01/09(日) 01:08:45.36 ID:6ltCoASyQ
女「君を見てただけだよ」
男「近かったぞ」
女「近い方がよく見えるからね」
それはそうだが。
男「あんなジロジロ見るなよ」
女「視姦してたのさ」
うわ、掘り下げなきゃ良かった。
5 :以下、VIPがお送りします:2022/01/08(土) 00:10:11.09 ID:34UtMuzM0
女「いいじゃないか、ボクらは仲が良いんだから」
男「仲が良いからくっついていいルールなんてないんだよ」
女「じゃあ、ボクが君にくっついてはいけないルールもないよね?」
男「……」
まあ、そうなる。
88 :以下、VIPがお送りします:2022/01/09(日) 21:37:59.17 ID:6ltCoASyQ
男「俺が先攻だ」
女「じゃあボクは後受」
受けるな。攻めろ。
男「……」
山札から一枚引き、表にして置く。
出たのは『11』だ。
少しホッとしながら、俺は宣言する。
男「『下』」
もう一枚引いて、表にする。